2005年11月21日

宮殿とモスクの至宝展

世田谷美術館で12月4日まで開催している「宮殿とモスクの至宝」に行ってきた。
ロンドンのV&A美術館(ヴィクトリア女王と夫のアルバートさんにちなんだネーミング)はイスラーム美術のコレクションで名高く、今回の展示会はギャラリー改装で実現したそう。
日本ではもちろん初公開!
世界史専攻で、いつかトルコの岬に立って西洋と東洋を眺めるまでは死にきれない私としては、これは行かずにはおられない展示会。
というわけで、日曜の朝から早起きをして、いそいそと出かけた。

世田谷美術館というのは、砧公園という広くて気持ちの良い緑地の一角にあるのだけれど、駅からそこへと辿るまでの道もなかなか面白い。
くねくね蛇行する舗装道や並木のしたを通って、徒歩20分弱。
あれ、こっちでいいのかな?と不安になってくると、絶妙なタイミングで、展示会の告知ポスターと矢印が道端に立っている。ちょっとしたお散歩コースだ。

肝心の内容は、「陶器や絨毯類に留まらず、金工、木工、象牙細工、ガラスなど多岐にわたり、8世紀から19世紀まで幅広い」展示物。
5メートルの巨大な絨毯や、3メートル半あるタイルでできた暖炉(どうやって持ってきたんだろう)なんかもある。すごい。

偶像崇拝を禁じているイスラームでは、キリスト教文化が支配した同じ時代のヨーロッパと比べて、肖像画や彫刻の類は少ない。
その代わり、文字と模様を使う。
ターコイズ、コバルト、黄、朱、碧、金、銀、白。
あでやかで鮮やかな色彩と稠密でどこまでも繊細な模様、計算しつくされた大胆さが唯一神アッラーへの揺るぎ無い信仰心と、当時の権力者への賛美の言葉の中で完璧に調和している。
それがイスラーム美術だ。
ため息がでるほど荘厳華麗。絢爛豪華。
四文字熟語で誉めそやしたくなる。

こんな風に中東(だけじゃないけどさ)の文化に触れる展示会って、あるようで少ないのが残念。






posted by さやか at 00:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 舞台/演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近アートに目覚めた?俺にとっては興味のある情報だな。
来週は東京都現代美術館に「イサム・ノグチ展」を観に行こうと思ってるから、ついでに回ってみようかな?
確か砧公園は紅葉でも有名だった気がするし、晴れてたらベンチで読書とかしても気持ちよさそうだね。
Posted by dice-k at 2005年11月21日 21:26
ぜひぜひ!
天気の良い日の砧公園はおすすめよー。
芝生でごろごろして読書なんて最適です。

イサム・ノグチ展もいいよね。
Posted by さやか at 2005年11月23日 23:20
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