2007年01月30日

恐ろしい夢を見た夜の魔法 -『硫黄島からの手紙』によせて-

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酷く恐ろしい夢を見た夜。
そんな夜は最悪の気分で起きるけど
次の瞬間には妙な安心感に包まれたりするもんだ。
例えば傍らで恋人が何事もなく寝ていれば、
それだけでただ幸せを感じることができたりするように。

『父親達の星条旗』を観て御多分に漏れず
暗くなって、それでも観てしまった
『硫黄島からの手紙』。

どちらも余計な脚色がないという
ところで評判の映画なのだけど、
『硫黄島からの手紙』は頭からしっぽまで
さながら戦場にいるような気分にさせる映画だった。
もうなんだか痛いし、怖いし、泣きそうだし。

「映画はやっぱり夢だとか笑いがあるものがいいよなぁ」、
「こういう映画を評価しなければいけない悲惨な現実はやっぱり嫌だなー」
なんて思いながら観ていたのだけれど、
観終わって、雨上がりのみなとみらいを歩けば、
まるであの日の夜のようなトキメキに包まれている自分が
いたのだから、人間というのは全く不思議なものだと思う。


もし、もしも(そんなことはあってはならないと思うのだけれど)
戦争に意味があって、必死に何かを叫んでいるのだとしたら
この時代に、この国に生まれた僕たちだってほんとに些細なことに幸せを
見つけなければいけないんだって事かもしれない。
例え、大事な誰かが今は遠く離れたとしても
無事に生きてくれれば充分と思えたりするような。


それでも君!そして僕!
金曜の夜に1人で観る映画ではないよ、これは!
posted by リョウタ・グッドマン at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画(映画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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