2006年04月16日

人はそれを美しいという。二篇 -LIVE! no media 2006-

LIVE!no media 2004
友部 正人
4783721181


何年ぶりかに人の読む詩を聞いた気がした。
(2006年2月19日、横浜BankART studio NYKにて)

「友部正人プロデュース ポエトリーリーディング
【LIVE! no media 2006 草原編】
出演:谷川俊太郎、遠藤ミチロウ、知久寿焼、尾上文、オグラ、田口犬男、平井正也、宮沢章夫、峯田和伸、ぱく・きょんみ、友部正人」



個性あふれる出演者の"ポエトリーリーディング"は様々で
単純な詞の朗読でない人がたくさんいた。

ギターを持つ人。
エッセイを読む人。
自分の日記を読む人。
体を使って表現する人。
長い文を一息で読む人。

予想もつかない空間を出演者は楽しみ、僕らはというと
時々置いてきぼりにされたり、はたまた過剰な想像をしたり、
やたら暖かく笑ったり。
お客さんとの距離感は密接で
インタラクティブな時間がゆったり過ぎていった。

BankART studio NYK。日曜日の夕刻。


しかし、詩を聞くことは、なんとも集中力がいる!

目から入ってくる情報を遠ざけるように
うつむいて目を瞑ったまま聞く人。

宙を見上げ聞く人は、漫画のように
イメージが浮き上がっているんだろうか。

僕が一番楽しみにしていた谷川俊太郎さん。
小学校の頃に読んだスイミーの訳者さん。
なんだか少しノスタルジーな気分でもって
75歳になる谷川さんの自作の詞に耳を傾ける。

優しい、ぬくもりのある言葉が、
僕らに、平等に、純粋に降る。

谷川さんは75歳という年齢には
75歳の感じ方があることを教えてくれた。
向き合う死は僕らのように否定的なものではなく
肉体への感謝、そして人生の喜びを感じさせてくれた。

「詩人の墓」という詞は、詩人としての人生が
僕らの頭の中を少し歩いた。
美しい、物悲しい物語。


75年分の年輪が着実に刻まれている
人生を見た気がして一気に胸が溢れた。
posted by リョウタ・グッドマン at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | no media | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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